福岡管区気象台は15日、長崎県を含む九州北部地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より20日、昨年より27日早い。1951年の統計開始以降、「54年5月13日ごろ」に次いで2番目に早い梅雨入りとなった。
同気象台によると、記録的に早い梅雨入りは日本の南の海域で太平洋高気圧が強まるのが例年より早まったことが要因。今後1週間、黄海から朝鮮半島にかけて梅雨前線が停滞するとみられ、曇りや雨が続くと予想される。平年の梅雨明けは7月19日ごろ。
長崎市中心部では、道端でしっとりぬれたアジサイや相合い傘で歩く男女らの姿が見られた。
同市豊洋台2丁目のタクシー運転手、田端米生さん(68)は早めの梅雨入りについて「コロナ禍の中、晴れの日よりはお客さんが増え、売り上げがよくなる」と話した。
過去2番目の早さ 長崎県梅雨入り 昨年より27日早く
- Published
- 2021/05/16 10:20 (JST)
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