ホタル乱舞幻想的な光 諫早公園、今月末ごろまで

水路の上を優雅に飛ぶホタルの光跡=諫早公園

 長崎県諫早市高城町の諫早公園で、幻想的な光を放ちながら優雅に飛ぶゲンジボタルの乱舞が始まっている。
 2010年に住民有志が「眼鏡橋にホタルを飛ばそう会」(池田伸二会長)を設立。1957年の諫早大水害や生活排水などによる水質悪化のため、本明川から姿を消したホタルを復活させようと、水路などの清掃や、ホタルの幼虫と餌となる巻き貝の放流などをしてきた。
 毎年3月ごろ、市内の子どもたちを招いて幼虫を放流しているが、昨年から新型コロナウイルス感染予防のため、関係者で実施。今年は約3千匹を放流した。
 同会によると、ホタルは今月中旬から飛び始め、今月末まで楽しめそう。池田会長は「観賞する時は感染予防に気を付けて、少人数で楽しんで」と呼び掛けている。

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