コンビニ店長に感謝状 特殊詐欺被害を防ぐ 浦上署

署長感謝状を受け取った堀川店長(浦上署提供)

 特殊詐欺被害を防いだとして浦上署は、ローソン長崎昭和町店=長崎市文教町=の堀川愛店長(28)に署長感謝状を贈った。
 同署と堀川さんによると、3月11日午後2時半すぎ、携帯電話で通話をしながら市内の70代男性が来店し、困った様子でレジの順番を待っていた。気付いた堀川さんが声を掛けると、男性は通話したまま、手に電子マネーを持ち「4万円買うよう言われた」「買わないと画面が白くなって使えなくなる」と話した。
 詐欺を疑った堀川さんは男性に「詐欺かもしれない」と伝え、同署に通報し被害を防いだ。
 男性は来店前、自宅のパソコンに「警告」が表示され、記載された「050」から始まる番号に電話したところ、プリペイドカードを買うよう指示されていた。
 男性は翌日、再び店を訪れ、堀川さんにお礼の言葉を伝えたという。感謝状を受け取った堀川さんは「ありがとうと言われたのが一番うれしい。これからも気を付けていきたい」と話した。

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