平戸城 来場1万人突破 公開再開1カ月

平戸城リニューアル後の来場者1万人目となったきょうだい(前列)=平戸城

 大規模改修を終え、4月に公開を再開した平戸観光のシンボル、平戸城(長崎県平戸市岩の上町)の来場者が5日、1万人を突破。節目の来場者となった親子連れに記念品が贈られた。
 平戸城は2019年10月から今年3月末まで公開を休止。改修後は本丸の展示内容を刷新し、資料や映像で平戸の歴史を紹介。歴史クイズなど親子で楽しめるコーナーもある。
 1万人目となったのは福岡県から訪れた親子。黒田成彦市長が「本丸内は家族で楽しめる展示になっている。いい思い出をつくってください」と祝福。平戸城の指定管理者、「狼煙(のろし)」の鞍掛斉也社長が記念の特産品セットを贈った。
 両親に平戸城行きを勧めたという小学2年の男児(7)は「歴史を知ることができると思って、勉強しに来た」と話した。
 同市によると、公開再開から3週目の4月19日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、県が県民限定割引キャンペーンの停止を発表した直後から人出が急減。大型連休に入り、再び、来場者が増加傾向となったという。

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