離島防衛 日米仏共同の訓練中止要求 佐世保の平和団体

共同訓練中止の申し入れをする佐世保平和委員会のメンバー=佐世保市、相浦駐屯地

 離島防衛の作戦能力向上を目的とし、5月に陸上自衛隊相浦駐屯地(佐世保市大潟町)などで計画されている陸自とフランス陸軍、米海兵隊による共同訓練に対し、佐世保平和委員会は4月30日、同駐屯地を訪れ訓練中止を求めた。
 共同訓練は5月11~17日の日程。13日まで相浦で作戦を練り、14~15日は霧島演習場(宮崎県えびの市、鹿児島県湧水町)に航空機で部隊を投入し市街地戦の訓練をする。同駐屯地を拠点とする「水陸機動団」も参加する。
 佐世保市議の小田徳顕氏ら同委員会メンバーが訪問し申し入れ書を提出。「中国の覇権主義的行動には断固反対だが、それは国際法と道理に基づく国際的批判によって平和的に解決すべきだ」などと訴えた。


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