校内活動 新聞で知ってね 加津佐小児童が住民向けに

観光名所などを紹介した学校新聞をPRする4年生児童=南島原市、加津佐総合福祉センター希望の里

 「学校の様子を知ってね」-。長崎県南島原市加津佐町の市立加津佐小(藤田哲夫校長、134人)は、加津佐総合福祉センター希望の里で、児童が制作した学校新聞を展示している。
 「ふるさとアピール大作戦」と銘打ち、市社会福祉協議会や希望の里職員らの協力を得て実施。新型コロナウイルス禍に見舞われた昨年以降、感染予防のため学校行事に招待できなくなった地域の人たちに児童目線で校内の様子や加津佐の良さを伝えるのが目的。
 現在、4年生が「ふるさとの宝新聞」を2階の掲示板に展示。5月からは5年生の「ふるさと加津佐の未来新聞」を掲示するなど、2カ月に1回の割合で発行し、来年の3月まで張り出す予定。
 藤田校長は「児童の展示作品を見ていただくことで地域に力、元気、笑顔を届けたい」と話す。同町の観光名所を紹介した4年の澤井陽未(あみ)さん(9)は「海が目の前に広がる権田公園が大好き。ハートの石を見つけた両子(ふたご)岩も近くにあるよ。新聞を見てね」と来場を呼び掛けた。

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