帆を張れ!体験航海 練習帆船「みらいへ」が佐世保に寄港

ロープを引っ張って帆を張る参加者=佐世保湾

 練習帆船「みらいへ」(230トン)の体験航海が18日、長崎県の佐世保湾であり、85人が操舵(そうだ)室の見学や帆を張る体験などを楽しんだ。
 同船は一般社団法人グローバル人材育成推進機構(東京)が所有。年間180~200日間運航し、企業研修や修学旅行、体験航海などに活用している。
 今回、長崎港で23日から開催予定だった「長崎帆船まつり」に参加するために同港に向かっていたところ、16日に中止が決定。そこで急きょ、佐世保市でのイベントを企画し、4年ぶりに佐世保港に入った。
 体験航海は午後から3回実施。佐世保港新みなと岸壁を出発し、1時間半にわたって佐世保湾内を航行した。参加者は操舵室や食堂などを自由に見学。帆を張る体験もあり、掛け声を合わせてロープを力強く引っ張った。
 市立春日小4年の久池井温良(はるよし)君(9)は「帆を張るのはきつかったけど、楽しかった。また乗りたい」と笑顔で話した。

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