美しい花の“じゅうたん” 九十九島の景色を満喫 佐世保・長串山公園のツツジ

見ごろを迎えたツツジ=佐世保市、長串山公園

 長崎県佐世保市鹿町町の長串山公園で、ツツジが見ごろを迎えた。来園者は、赤やピンクの花の“じゅうたん”と、公園から望む九十九島の景色を満喫している。
 管理する西海観光企画によると、約20万平方メートルの敷地に久留米ツツジと平戸ツツジを計10万本以上植栽。例年、久留米ツツジの後に平戸ツツジが満開を迎えるが、今年は暖かい日が続いたため両方が同時期に満開を迎えており、見ごろも早まっているという。
 同公園では第40回長串山つつじまつり(同社主催)を30日まで開催している。まつり期間中は、中高生250円、大人(18歳以上)500円の入園料が必要。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年開いているイベントは行わない。
 母親と二人で訪れた同町の介護職員、中尾幸夫さんは「山一面のツツジは迫力があって素晴らしい。今年もきれいな花を楽しめて良かった」と笑顔で話した。


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