令和3年3月3日 創業333周年で記念式典 コロナ収束「祈願酒」発売 佐世保・潜龍酒造

創業333周年を記念し限定発売されたコロナ収束を願う「祈願酒」

 長崎県佐世保市江迎町長坂免の潜龍酒造(山下庄左衛門社長)は3日、敷地内の県指定有形文化財「もと蔵」で創業333周年記念式典を開いた。
 同酒造は1688(元禄元)年、現在地で創業。地の米、水、人にこだわった酒造りをしている。「333」という数字はエンゼルナンバーといわれ、人々を助ける力があるとされ、創業333年と令和3年3月3日が「3」が並ぶことから記念式典をこの日に開くことにした。
 記念式典は「もと蔵」2階に関係者ら約40人が参列して開催。神事で創業333年を祝い、併せてコロナ退散の願いを込めた祈願酒をお払いした。
 山下社長(61)は「コロナ収束の気持ちを込め、江迎町産の酒米で製造した純米大吟醸、純米吟醸、特別純米の3本1セット(各180ミリリットル。1989円)の祈願酒を333セット限定で発売している。日本酒にはコロナウイルス抑制に効果があるとされるアミノ酸が含まれており、コロナ収束につながれば」と話した。

新型コロナウイルス退散の願いを込めて創業333年記念式典であいさつする山下社長=佐世保市、潜龍酒造

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