江戸時代に長崎街道の宿場町だった長崎県大村市松原本町の旧松屋旅館などで21日、「松原宿ひな祭り」が始まった。3月28日までの期間中、地域住民らが持ち寄ったひな人形を展示する。
同旅館を拠点に活動する町おこし団体、松原宿活性化協議会(村川一恵会長)が毎年開催している。
新型コロナウイルス感染拡大を受けて密になるのを避けようと、例年は同旅館だけだった会場を初めて周辺の民家や店舗、公共施設に拡大。最終的に13カ所で計約650体のひな人形などを飾る予定という。
本会場の同旅館では、大小約250体がずらり。外からでも楽しんでもらえるよう2階の窓にもひな人形が並べられ、来場者が写真に収めるなどして楽しんでいる。
村川会長は「展示会場が増えた分、飾れる人形も多くなった。松原の街並みを散策しながら楽しんで」と呼び掛けた。同旅館での展示時間は、期間中の土、日曜午前10時~午後4時。
街彩る 華やか「ひな祭り」 外からも楽しんで 大村・旧松屋旅館など
- Published
- 2021/03/01 13:30 (JST)
- Updated
- 2021/03/01 23:56 (JST)
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