センバツ出場「恩返しを」 初の聖地で飛躍誓う 大崎高選手ら、西海市訪問

甲子園での活躍を誓う大崎の秋山主将(中央)=西海市役所

 第93回選抜高校野球大会(3月19日から甲子園)に初出場する大崎の選手らが24日、地元の長崎県西海市役所を訪れ、杉澤泰彦市長に聖地での活躍を誓った。
 大崎は全校生徒113人の小規模校。昨秋の九州大会で優勝し、春夏通じて初めて甲子園の土を踏む。23日の抽選会で初戦は大会第3日の第2試合に決まり、九州大会決勝で下した福岡大大濠と再び顔を合わせる。
 酒井俊治校長が「初戦は日曜日。みなさんが応援しやすい試合を引いてくれた」と報告。清水央彦監督は「炭鉱閉山で地元を離れた卒業生にも大変喜んでいただいている。2回、3回と勝ちたい」と意欲を見せた。
 杉澤市長は「みなさんの体つきも変わった。冬に鍛えた成果を出し切ってほしい」と激励。秋山章一郎主将は「甲子園が開催されることに感謝している。応援いただいているみなさんに恩返ししたい」と力強く決意を語った。

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