レース級のきつさ 長崎市最高峰の八郎岳 8時間耐久登山

雄大な景色を背に八郎岳の山頂を目指すトレイルランナー

 山を走るトレイルランナーが長崎市最高峰の八郎岳(標高590メートル)を8時間内に8往復するイベントに挑んでいる。累積標高は富士山を超える4千メートル。レース級のきつさだ。
 登山者向けの片道のコースタイムは、平山登山口から山頂まで1時間20分。近くに住む会社経営者、小川勇人さん(47)がトレーニングを兼ね、語呂合わせのしゃれで昨春フェイスブックで参加者を募り、初開催した。
 夏、秋、冬と続き、佐世保市や佐賀県からの参戦者も。達成者には「金八先生」の称号が贈られる。発想の転換で「近場の低山でもユニークなコンテンツになる」と小川さん。駄じゃれにこだわり「朝まで八郎会」も企画中だという。


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