医療に協力「はたちの献血」 県立大シーボルト校

 長崎県赤十字血液センターなどは25日、西彼長与町の県立大シーボルト校で「はたちの献血キャンペーン」を行い、学生らに献血への協力を呼び掛けた。
 冬場は献血をする人が減るため、例年1、2月は輸血用血液確保などを目的に県内大学などでキャンペーンを実施。新成人や10代、20代の若者に継続的な協力を求めている。ただ、今年は新型コロナウイルス感染拡大でリモート授業が増え、キャンパスでの実施は2校にとどまっている。
 この日はコロナ対策をした献血バス車内で学生や職員計50人が400ミリリットルの献血に協力した。看護学科2年、田口萌絵さん(19)は今回が4回目だといい、「大学生にもできることがあると感じた。少しでもお役に立てれば」と語った。
 同センターの藤本良夫・献血推進課長は「献血は医療体制の維持に不可欠。不要不急の外出には当たらないのでぜひご協力を」と話した。

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