長崎県諫早市の造園、建設業「西村」（西村薫代表）が、海水由来で環境に優しい防草材「草なしくん」の販売施工を本格的に始めた。
熊本県の企業が生産している「草なしくん」は、海水から作られた酸化マグネシウムが主原料。真砂土（まさど）などと混ぜ、表層土に使用することで、土中のチッソやリンなどを不溶化して草への栄養供給を妨げ、防草につなげる仕組み。
西村によると、効果は10年以上あり、樹木の根が張る下層部には影響がないため、施工しても樹木の成長を妨げないという。表面を固めず薬剤なども使用していないため、環境に優しいことも特長。庭のほか、太陽光発電所や墓地などでの利用が見込まれる。
西村代表は「庭の雑草に困っているという声を受けて始めた。草むしりから開放された時間を、バーベキューやティータイムなど、庭で過ごす癒やしの時間として楽しんでほしい」と話した。施工費用は1平方メートル当たり6600円から。問い合わせは西村（電0957.24.8408）。
