【19日】県内39人感染 長崎の保育園、園児ら新たに7人 佐世保で1人死亡

19日発表の市町別感染者数(左)と新型コロナウイルス感染者の入院状況(18日午後7時現在)

 長崎県と長崎、佐世保両市は19日、5市2町で計39人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。長崎市では、既にクラスター(感染者集団)が発生している滑石保育園で新たに園児ら7人の感染が判明し計13人に。佐世保市は入院治療中だった1人が18日に死亡したと明らかにした。県内の感染者は計1302人、死者は計17人となった。
 新たに園児4人、職員3人の感染が分かった滑石保育園は、18日から続く休園期間を20日まで延長。検査対象を全園児に広げ、新たに100人以上の検査を進めている。
 長崎市の長崎原爆病院と道ノ尾病院は、それぞれ医療従事者1人の感染を公表。いずれも外来や入院診療は継続し、接触者らを検査している。市内ではこのほか、市選管の50代男性職員の感染も確認された。
 佐世保市の10人のうち2人は、17日に死亡した90代男性の濃厚接触者。残り8人中3人は、市内で介護サービスを利用していた。
 対馬市では、対馬海上保安部の巡視船艇に乗務する20代男性保安官が感染した。第七管区海上保安本部と県によると、同海保の保安官15人を濃厚接触者として特定し検査予定。パトロールなどの業務は、別の巡視船艇で代替している。

 


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