台風被災の五島・民泊施設「小さな村」復旧を ネットで資金募る

有明支縁会の草野さんらが、ツリーハウスなどに設置したイルミネーション=五島市、小さな村

 9月の台風9、10号被害を受けた五島市上大津町の民泊・体験施設「小さな村」の復旧に向け、諫早市のNPO法人「有明支縁会」(草野紀視子理事長)が、インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。草野さんは「小さな村を起点に五島の観光を盛り上げたい」と話す。
 草野さんは2016年から、全国の被災地でボランティアを続けている。知人の庄司恵美子さん(60)が営む小さな村が被災したと知り、片付けや建物の再建などを手伝ってきた。

「小さな村」の復旧を支援するCFサイトのQRコード

 資金は、オートキャンプ場のツリーハウスやバーベキュー施設などの復旧費に充てる予定で、CFサイト「キャンプファイヤー」を活用。目標額は50万円で、来年1月10日まで募る。返礼品は五島産の鮮魚やジビエ、釣り体験など。
 草野さんらは今月12日、ツリーハウスなどにイルミネーションを設置。来春まで毎晩点灯する。


© 株式会社長崎新聞社