不正アクセスで閉鎖 長崎市「平和・原爆」HP

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 長崎市は4日、市のホームページ(HP)「平和・原爆総合ページ」に不正アクセスがあり、一部ページが改ざんされたと発表した。HPは現在閉鎖中で、サーバーの点検と再発防止に向けた検討を進めている。
 改ざんがあったのは、平和・原爆総合ページのうち、被爆者の証言を検索するページ。日本語の案内文に続いて、それとは無関係で本来ない英文が書き加えられ、リンクをクリックすると、マルウエア(悪意のあるソフト)とみられるソフトのダウンロードに誘導されるようになっていた。3日に市職員がHPを見ていて気付いたという。
 市は、行政など信頼性の高いHPを悪用して、個人情報などを抜き出すのが狙いとみている。今のところ被害は確認されていない。別のサーバーを使っている市のほかのHPは通常通り閲覧できる。

 


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