オンラインで学ぶ国際交流 小値賀中生徒40人 オランダの地形や伝統など

グリーティングカード作りに取り組む生徒たち=小値賀中

 オンラインでオランダや南島原市とつないだ国際交流の授業が16日、北松小値賀町立小値賀中(池田英二校長)であった。生徒40人がオランダの文化について学び、クリスマスを前にグリーティングカードを作製した。
 子どもたちの国際交流を目的に県などが進める「長崎しまの国際芸術祭」の一環。同町で文化振興に取り組む住民有志グループ「布袋座二〇一九」のメンバーがオランダと交流がある縁で実現した。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い、オランダの映像作家ユニット、ビンセント・スキッパーさんとクララ・ファン・ダウケレンさん、美術教育のコーディネートに携わる南島原市の宮崎友理子さんから話を聞いた。
 3人は、オランダの伝統的な建築物や自然公園の画像を紹介。平たんな地形であることなども解説した。生徒は、オランダの街並みやチューリップ、動物をコラージュした紙を切り取り、台紙(B5判)に貼り付けてグリーティングカードを作った。希望者はカードをオランダの2人に贈るという。
 3年の濱田愛羅さん(15)は「小値賀と同じで牛が多くいることや、思っていたより面積が狭いことを知り興味が湧いた。いつか行ってみたい」と話した。

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