諫早市長選 宮本明雄氏4選出馬表明

宮本明雄氏

 諫早市長の宮本明雄氏(71)=3期目、無所属=は20日、任期満了に伴う同市長選(来年3月21日告示、同28日投開票)で、4選を目指して立候補することを正式に表明した。宮本氏は出馬理由について、整備中の大型事業の継続や新型コロナウイルス対策を挙げ、「疲弊した社会経済を立て直し、市民の生活を守り抜くことが責務」と決意を述べた。
 宮本氏は同市出身。国学院大卒業後、1972年、同市役所に入庁。財務、総務両部長や副市長を歴任し、2009年の市長選で初当選した。
 宮本氏は市役所で会見し、「新型コロナが拡大する前までは、手掛けた事業が一定の成果が得られると考えていた。しかし、新文芸・音楽ホールの整備が遅れるなど、責任を持って(課題に)力を注ぎ、市民の信任を得たい」と話した。
 同市長選には国土交通省元職員の無所属新人、山村健志氏(46)が立候補を表明。ほかにも、地元選出の県議が出馬を模索する動きがある。

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