雲仙温泉散策 景色と食満喫 「ONガス」に200人

チェックポイントで料理を選ぶ参加者=雲仙市小浜町雲仙、おしどりの池駐車場

 長崎県雲仙市の雲仙温泉街周辺を散策しつつ、島原半島産の食を味わう「ONSEN(オンセン)ガストロノミーウォーキングin雲仙温泉」が14日に開かれ、約200人が秋の湯のまちを満喫した。
 雲仙温泉観光協会主催。ガストロノミーツーリズムは、欧米を中心に取り組まれている土地と食文化に触れる観光スタイル。国内では温泉の魅力を加えた「ONSENガストロノミー」(略称・ONガス)の普及が図られている。
 コースは雲仙メモリアルホールを出発して、おしどりの池、雲仙地獄、白雲の池などを巡る約8キロ。7地点で、島原半島産食材の前菜、スープ、魚・肉料理、デザートなどが振る舞われ、全地点を巡るとフルコース料理を食べたことになる趣向が凝らされた。
 同協会は同イベントを定期開催する方針。佐賀県鹿島市から友人5人と一緒に参加した小柳京子さん(53)は「景色も料理も楽しむことができて満足。どの料理もおいしく、舌の上でとろける雲仙牛は最高だった」と笑顔で話した。

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