ながさきオンライン文化祭 若さあふれる演奏や絵画 ユーチューブなどで公開

絵画などが公開されているながさきオンライン文化祭のインスタグラムの画面

 新型コロナウイルス禍の影響で文化芸術の発表機会が減った子どもや学生を対象に、長崎県が初めてインターネット上で実施する「ながさきオンライン文化祭」。8月中旬から始まった作品募集は10月末で締め切った。県などでつくる実行委は、同文化祭のユーチューブチャンネルや写真共有アプリ「インスタグラム」で、若さあふれる応募作を順次公開している。
 今年は舞台コンサートやコンクール、美術公募展などの取りやめが相次いだ。このため県は県文化の発展を今後担う世代に、芸術活動の場を提供し活動継続や育成支援につなげようと企画。音楽、ストリートダンス、アート(美術)の3部門で、県内在住の小学生(音楽部門のみ園児)から大学生(大学院生、専門学生含む、または25歳以下)を対象に動画や画像をネット上で募集。10月28日現在、3部門に計約330作品が寄せられている。11月中に審査し部門ごとに最高賞の知事賞などを決め、12月中に発表、表彰する予定。
 同文化祭のユーチューブチャンネルでは、音楽部門の作品の一部を公開中。中学や高校の吹奏楽部の息の合った演奏や小学生の美しい合唱などが工夫を凝らした演出とともに披露されている。また、県内唯一のプロオーケストラ「長崎OMURA室内合奏団」が演奏する長崎のわらべうた「でんでらりゅう」に合わせて歌ったり踊ったりする子どもたちの動画も視聴できる。
 同文化祭のインスタグラムでは、アート部門の作品を紹介している。長崎の風景や魚の絵、ポスター、デザイン画、書など感性豊かな作品が見られる。写真やストリートダンスの動画なども準備ができ次第、ユーチューブチャンネルやインスタグラム、公式ホームページ(HP)で公開される。
 作品動画や画像の視聴など詳細は公式HP(https://nagasaki-cultural-festival.jp)。問い合わせは県文化振興課(電095.895.2764)。

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