長崎市議会 核禁条約で臨時会 11月2日 意見書提出諮る

 核兵器禁止条約の来年1月22日発効決定を受け、長崎市議会は28日、日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書の提出を諮る臨時会を11月2日に開くと発表した。
 井上重久議長がまとめた意見書案は「『核兵器をなくすべきだ』という人類の意思を明確にした条約だ」と指摘し、「唯一の戦争被爆国」として国際社会をリードするよう要望。早期の署名・批准と、それまでは締約国会議などへのオブザーバー参加、同会議を「最後の被爆地長崎」へ誘致するよう求めている。
 市議会は国連で条約が採択された2017年、早期批准を求める意見書を全会一致で可決した。今回は一部に慎重論があり、全会一致となるか今のところ不透明だ。

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