港湾整備など壱岐市が要望 長崎県に12項目

郷ノ浦港の整備などを要望する白川市長(中央)=県庁

 壱岐市の白川博一市長らが26日、県庁を訪れ、県が管理する郷ノ浦港にジェットフォイル専用の浮桟橋を整備することなど12項目を中村法道知事に要望した。
 同港ではジェットフォイルが寄港した際、潮位差によって乗降口を同船の1階や2階部分に変動させているという。白川市長は「高齢者や車いす利用者のほか、観光振興の面からも乗降客の利便性向上が不可欠」と強調。浮桟橋の設置と合わせて、周辺駐車場整備への支援を求めた。中村知事は「乗客の安全性を確保するため、整備を検討したい」と応じた。
 このほか、印通寺港と初山漁港の係留施設の整備や安全対策、壱岐空港の滑走路延長なども要望した。

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