元気に体操、介護を予防 口加高福祉科が出張教室

高齢者と背伸びのストレッチをする2年生(オレンジの体操服)=南島原市口之津町、口之津老人福祉センター

 南島原市口之津町の長崎県立口加高(竹嶋潤一校長)の福祉科1、2年生計26人は今月2回、市内の公民館などに出向き、高齢者を対象に介護予防の体操教室「出張!口加げんき体操」を開いた。
 コロナ禍の影響で家に閉じこもりがちな高齢者の健康維持・増進、介護予防と、社会貢献を通じて生徒の利他の心を養うのが目的。
 2年生17人は14日、口之津老人福祉センターで、高齢者のサークル「あつまろ会」の20人と一緒に、背伸びのストレッチや認知症予防のグーパー運動、足踏みなど計5種類の体操のほか、レクリエーションに取り組んだ。終了後、次回に生かそうと、参加者に感想や健康面で気になる点を聞き取った。
 同会の山本マサ子代表(73)は「高校生と触れ合えてとても楽しかった。今後も来てほしい」と喜んだ。同校の川村茉凜さん(17)は「あっという間に時間が過ぎた。最初は緊張したが、時間が経過していくにつれて自分から行動できたので良かった」と話した。

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