海自佐世保3曹 酒気帯び運転 停職3カ月

 海上自衛隊佐世保地方総監部は20日、2年前に道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで摘発されたとして、護衛艦「あさひ」の20代の男性3等海曹を同日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。
 総監部によると、3曹は2018年10月25日未明、佐世保市内の飲食店で同僚2人と飲酒した後、車で同僚1人を家まで送り届けて帰宅。通報を受けた県警が3曹の自宅を訪れ、呼気検査で基準値以上のアルコールを検出した。逮捕はされていないが、総監部は刑事処分の内容を明らかにしていない。
 3曹は「(飲酒運転が)いけないことだと分かっていたが、代行運転もなく、前後不覚になるほど酔ってないと安易に考えてしまった」と話したという。総監部は、処分まで2年も要したことについて「適切な処分をするため、所要の手続きが必要だった」としている。

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