ウチワエビ漁最盛期 平戸・志々伎漁協

全国発送が始まったウチワエビ=平戸市

 ウチワエビの長崎県内有数の水揚げを誇る平戸市で、ウチワエビ漁が最盛期を迎えている。12月上旬まで続く。
 このうち、志々伎漁協は今月、県内各郵便局と提携し、今年も全国発送を始めた。9月の台風接近などで出漁できない日も多かったが、同漁協は今シーズン、例年並みの40トンの水揚げを見込む。漁協単位では県内漁獲の半分以上を占めるという。
 ウチワエビはプリプリとした食感と甘みが特長。後藤正喜組合長は「福岡や関東方面へも出荷しているが、まだ知名度が低い。多くの人に食べてもらい、平戸の漁業を応援してほしい」とアピールしている。
 志々伎郵便局によると、昨年は県内郵便局全体で約2千セットを発送。今シーズンの販売価格(送料、税込み)は500グラム(5~6匹)3500円、1キロ(10~12匹)5千円。12月11日まで各郵便局で注文を受け付ける。問い合わせは津吉郵便局(電0950.27.0042)。

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