犯罪なく3ば運動 モデル校に清峰高 江迎署

下田署長(右)から委嘱状を受け取る小村さん=県立清峰高

 江迎署は本年度の「犯罪なく3(さん)ば運動推進モデル校」に北松佐々町の長崎県立清峰高を指定。15日、同校で下田健一署長が代表生徒に委嘱状を交付した。
 同署は4月、佐々地区を同運動推進モデル地区に指定。同校は今後、関係機関と連携し、犯罪抑止の活動に努める。
 交付式で、下田署長は「地道な活動を通し、住みやすい町をつくりましょう」とあいさつ。委嘱状を受け取った生徒会長で2年の小村綾音さん(17)は、取材に「一つでも犯罪がなくなればうれしい。全校生徒に呼び掛けたい」と抱負を語った。
 終了後、有志の生徒ら約30人が、マックスバリュ佐々店で買い物客に、反射材や特殊詐欺被害の防止を訴える啓発チラシなどを配った。
 同署によると、今年1~9月末の管内の刑法犯認知件数は69件で、うち34件は佐々町で発生。無施錠の自転車の窃盗や荷物の置引が多かった。

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