海軍ゆかりのスイーツ作り満喫 佐世保で「こども観光マイスター」

タピオカプリン作りを楽しむ子どもたち=佐世保市、「スピカ」

 長崎県佐世保市と北松小値賀町の歴史や文化を学ぶ「『海風の国』こども観光マイスター」が17日、同市三浦町の市男女共同参画推進センター(スピカ)であり、同市と同町の小学4~6年計20人が海軍ゆかりのスイーツ作りを楽しんだ。
 佐世保観光コンベンション協会が主催し昨年に続き2回目。本年度は海軍ゆかりの港街グルメを学ぶのがテーマ。
 子どもたちは、佐世保が海軍の街となり「海軍飯」が根付いた経緯や、現在の佐世保のグルメにどう影響を与えたかについて学習。この後、海軍の料理担当者の教科書「海軍割烹(かっぽう)術参考書」に記載されている「タピオカプリン」を地元パティシエが現代風にアレンジしたものをみんなで作って食べた。佐世保バーガーの成り立ちなどについての解説もあった。
 市立大久保小5年の田中千花さん(10)は「プリン液が冷めるまで混ぜる作業が楽しかった」と笑顔で感想を話した。

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