御朱印に元寇船デザイン 鷹島住吉神社

御朱印

 沖合の海底から約740年前の元寇(げんこう)の遺物が数多く発見されている松浦市鷹島町で、元寇の遺跡調査が始まって40年になるのを記念し、地元の住吉神社が元寇にちなんだデザインの御朱印を参拝者に発行している。
 日本書紀に登場する神功皇后にゆかりのある同神社は海の神を祭る鷹島の氏神。社殿は市の有形文化財、境内のアコウの木は県の天然記念物に指定されている。
 御朱印は、観光で訪れる人に鷹島の歴史をもっと知ってもらおうと、沖野裕宮司(43)と妻香織さん(43)が元寇船といかりをデザインした。「元寇は鷹島にとって災いだったが、これからの町おこしに生かすことで災い転じて“宝船”となるよう願いを込めた」と沖野宮司。

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