県警察学校 51人が卒業 13署に配属

卒業生を代表し、答辞を述べる和田巡査=長崎市、県警察学校

 長崎市小江原5丁目の県警察学校(永峯一宏校長)で29日、初任科短期課程(大卒程度)第83期の卒業式があり、22~29歳の51人(男性38、女性13)が学びやを巣立った。卒業生は同日、県内13署に配属。交番勤務などに当たる。
 4月1日に採用され、約6カ月間、警察官として必要な知識や技能を身に付けた。新型コロナウイルス感染防止のため、来賓や卒業生の家族は出席せず、規模を縮小して開いた。
 式で、永峯校長は代表の坂口瑛一巡査(29)に卒業証書を授与し、「一日も早く一人前の警察官に成長し、県民の期待と信頼に応えてほしい」と求めた。和田章吾巡査(27)は「警察学校で学んだことを忘れず、職務にまい進する」と力強く答辞した。
 佐世保署に配属された林泰生巡査(23)は取材に「ここからがスタート。親切かつ力強い警察官を目指し、県民に寄り添っていきたい」と抱負を語った。

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