瓊浦高にトレーニングジム 最新設備を導入 体育コース授業や部活動に

新設されたジムで筋力トレーニングに励む生徒=瓊浦高

 長崎市の瓊浦高にこのほど、トレーニングジムが完成した。大学進学を目指す普通科・体育総合コースの授業に活用するほか、各部活動の筋力トレーニングにも役立てる。
 2018年に新設された同コースに3学年がそろう今年、さらなるレベルアップを図ろうとジムの設置を計画した。広さは約100平方メートル。内装はスポーツに取り組む際の同校のイメージカラーである黄色と黒を基調とし、床は重いウエートの衝撃にも耐えるゴムチップ製の材質にするなど安全性にも配慮している。
 国立スポーツ科学センターが採用しているエアロバイクをはじめ、最新型の器具を導入。同校は「世界標準の設備を整えることで、スポーツで世界を目指す生徒たちの夢の実現をバックアップしたい」としている。
 これまでは各部がそれぞれ、体育館の一角などでトレーニングをしていた。同コース3年で男子バスケットボール部の前川浩人主将は「とてもいい環境。後輩や部活動に励む今後の瓊浦生にもウエートに対する不安がなくなっていいと思う」と喜んでいた。

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