「長崎の鐘」楽譜や絵画など40点 永井隆記念館で特別展

展示に見入る修学旅行生=長崎市、永井隆記念館

 長崎市の永井隆記念館で19日、被爆医師の永井博士の著書「長崎の鐘」や、その著書を基にした歌謡曲「長崎の鐘」(サトウハチロー作詞、古関裕而作曲)などに関する資料を集めた特別展が始まった。11月3日まで。
 特別展は8月に開催しており、古関氏をモデルとしたNHK連続テレビ小説「エール」の放送再開を記念して再開した。
 会場には歌謡曲「長崎の鐘」の楽譜のほか、永井博士が古関氏に宛てた手紙の複製、古関氏に贈ったロザリオの写真、書名の由来となった「アンゼラスの鐘」を描いた絵画など約40点が展示されている。
 初日は修学旅行生らが足を運び、展示に見入っていた。大阪府箕面市から訪れた中学3年の入山菜都美さん(14)は「(古関氏について)ドラマで知った。楽譜などゆかりの資料に感動した。(ドラマの)今後の展開も楽しみ」と話した。

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