九州大会に弾み 貫禄示した2年生 長崎県高校新人大会 陸上 

陸上400メートルでV2を果たした男子の河内(大村、左)と女子の小鉢(諫早)=トランスコスモススタジアム長崎

 陸上400メートルは男子の河内(大村)と女子の小鉢(諫早)が、そろってV2を達成。昨秋の九州新人大会でそれぞれ1、3位と健闘した2年生が、地元開催予定(10月16~18日・諫早市)の九州新人大会を前に貫禄を示した。
 河内は郡中3年時の全国中学大会で3位入賞。高校入学後も順調に成長して、昨秋の九州新人大会で47秒70の自己新をマークした。その後は重圧やコロナ禍もあって調子を崩していたが、10月下旬の全国高校大会(広島)へピークを合わせて復調中。今回の49秒89での優勝は「全国で勝負するため、課題の前半などを修正しているところ」とあくまで通過点と受け止めていた。
 100、200メートルも長崎県上位の力がある小鉢は、昨秋から400メートルにも参戦。今季は冬季練習を経てスピードが上がり、自己ベストを56秒33まで縮めてきた。今大会は400メートルを56秒52で制すると、100メートルと400メートルリレーも優勝。「(最終日の)1600メートルリレーと合わせて4冠を狙う」と仕上がりの良さを実感している様子だった。

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