運動時のコロナ感染予防策学ぶ 小学クラブ指導者へ講習 雲仙市教委など

クラブ活動の指導者が新型コロナ感染予防策を学んだ講習会=雲仙市、愛の夢未来センター 

 長崎県雲仙市の小学生スポーツ活動指導者を対象にした新型コロナウイルス感染症対策講習会が17日、同市愛野町の愛の夢未来センターであり、約30人が練習や試合の際の感染予防策を学んだ。
 講習会は、市教委と市小学生クラブ活動振興会が毎年開催。例年、小学生の体力づくり指導の実技講習をしているが、今冬は新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されることから、感染症予防をテーマに座学形式で開いた。
 市の保健師2人が、クラブ活動での注意点を説明した。手指消毒を徹底した上で、▽水筒での回し飲み▽コップの重ね置き▽汗をぬぐったビブスの着回し-などを避けるよう呼び掛け。試合の際には事前の検温や、感染者が出た場合に備えて氏名、連絡先が分かる名簿の作成を求めた。
 講習後、同振興会の渡辺恭広会長(40)は「子どもたちは学校が休みの日には検温していないかもしれないので、検温を徹底するよう指導したい」と話した。

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