原爆瓦、召集令状、教科書も 遺留品や資料200点超 長崎 「戦争展」

被爆瓦など200点以上が並ぶ会場=長崎市、長崎健康友の会ひだまり

 第二次世界大戦関連の遺留品や原爆瓦などを展示した「戦後・被爆75年 平和のための戦争展」(長崎健康友の会主催)が長崎市大浦町の大浦診療所横にある「長崎健康友の会ひだまり」で開かれている。14日まで。
 展示品の大半は、「ひだまり」がある場所でかつて印刷業を営んでいた南嘉昭さん=2012年に死去=が生前に収集したもの。妻の友子さん(83)によると、原爆瓦は嘉昭さんが爆心地近くで拾い集め、遺留品は知人から譲り受けたりしたという。友子さんは「多くの人に見てもらい戦争に反対する気持ちを持ってほしい」と話した。
 会場には戦時中の紙芝居や新聞記事、赤紙の召集令状、兵士のヘルメット、大正時代の尋常小学校の教科書(復刻版)など200点以上を展示。いずれも手に取って見ることができる。13日は休館、14日の開館時間は午前10時~午後4時。

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