自民総裁選告示 長崎県国会議員の支持状況 菅氏3人 岸田氏3人

本県国会議員の投票行動予定

 8日告示された自民党総裁選について、長崎新聞社が本県選出の同党国会議員6人に支持する候補者を尋ねたところ、菅義偉官房長官が3人、岸田文雄政調会長が3人、石破茂元幹事長がゼロとなった。いずれも所属派閥の方針に沿う投票行動となりそうだ。
 菅官房長官を支持すると答えたのは細田派の加藤寛治氏(衆院長崎2区)、谷川弥一氏(同3区)、石原派の冨岡勉氏(同比例九州)。
 谷川氏は「国境離島新法の制定で世話になった」と話し、冨岡氏は「実績があり、政策も大きく外さない手堅さがある。芯も強そうだ」と理由を挙げる。
 岸田政調会長を推すのはいずれも岸田派の北村誠吾氏(同4区)、金子原二郎氏(参院長崎選挙区)、古賀友一郎氏(同)。北村氏は「外交安全保障に強く、責任感がある。武士道精神を持った人だ」と持ち上げる。
 古賀氏は「これからの日本は国論を二分するようなテーマに果敢に挑まなくてはならない。政治への信頼を得て、まとめていくには『聞く力』が必要で、岸田さんが最も適任だ」と話した。

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