LCACの夜間訓練 国へ中止働き掛けを 長崎県平和運動センターなどが県に要請

LCACの夜間航行訓練の中止を求める松田議長(右)=県庁

 長崎県平和運動センターなどは3日、米海軍が西海市西海町の横瀬駐機場に配備しているエアクッション型揚陸艇(LCAC)の夜間航行訓練について、即時中止を日本政府に働き掛けるよう、県に要請した。
 夜間航行については、九州防衛局が「行わないよう米軍と調整する」との協定を同市と締結。だが2017年11月から断続的に実施されており、同市は協定の順守を求めている。
 同センターの松田圭治議長が上田裕司副知事に要請書を提出。上田副知事は「西海市の意向を踏まえてあらゆる機会に協定順守を求めており、引き続き米軍との調整を要望したい」と述べた。
 このほかセンターなどは、日米地位協定の見直し、米軍基地の整理・縮小や返還も関係機関に働き掛けるよう要請した。

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