核兵器と原発 廃絶決議採択 NAZENナガサキ

核兵器廃絶などを訴える城臺さん=長崎市、県勤労福祉会館

 「8.9長崎反戦反核集会」が9日、長崎市桜町の県勤労福祉会館であり、参加者が原発と核兵器の廃絶への決意を新たにした。
 反原発を訴える長崎市の市民団体「すべての原発いますぐなくそう!全国会議ナガサキ(NAZENナガサキ)」が主催。県内外から約30人が集まった。
 爆心地から2.4キロの長崎市立山町(当時)で被爆した城臺(じょうだい)美彌子さん(81)は、幼い子どもが家族を火葬したり孤児があふれたりした被爆後の長崎の様子を振り返り「核兵器を使ってはいけない。戦争をしてはいけない」と力を込めた。
 集会では「すべての核兵器と原発に反対し、その廃絶を訴える」などとする決議を採択した。

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