安倍晋三首相は9日、被爆者の介護サービスに関し、新たに認知症対応型共同生活介護（グループホーム）の利用を助成対象に加える考えを明らかにした。長崎市内で被爆者5団体と面会した際に示した。
対象を拡大することで、介護保険の認定を受けた被爆者が通所介護（デイサービス）などの介護サービスを利用した際の自己負担金を助成する既存制度の拡充を図る格好。市によると、市や市議会でつくる長崎原子爆弾被爆者援護強化対策協議会などがかねて要望し、被爆者5団体も「高齢化した被爆者の援護の充実」を求めていた。
被爆者介護助成 グループホームも対象に 首相、5団体に考え示す
- Published
- 2020/08/10 14:00 (JST)
© 株式会社長崎新聞社
