大村市の陸上自衛隊水陸機動団誘致期成会の園田裕史会長(市長)らが6日、防衛省を訪れ、新編予定の「第3水陸機動連隊」の陸自竹松駐屯地への誘致を要望した。面会した岩田和親政務官は「しっかり受け止める」と応じた。
第3水陸機動連隊は、離島防衛を主任務とする陸自水陸機動団に創設される計画で、これまでに本県以外に北海道千歳市が名乗りを上げている。自衛隊とともに発展してきた大村市だが、竹松駐屯地は部隊改編で隊員が減っており、地域活力の維持、発展のため誘致を目指すことにした。
迷彩柄のマスクを着けて誘致への熱い思いを表現したという園田会長は、同駐屯地の空いた施設の活用で整備期間や経費の効率化が図れる点を説明。現在も同駐屯地で水陸機動団の訓練が実施され、住民の理解も進んでいることも挙げ「ぜひお願いしたい」と求めた。
佐世保市の朝長則男市長も5日、防衛省を訪れ、例年の要望とは別に緊急要望として「配備は佐世保市が最適」と要請した。
第3水陸連隊 大村が誘致要望 佐世保市も防衛省に
- Published
- 2020/08/06 23:38 (JST)
- Updated
- 2020/08/11 13:48 (JST)
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