上五島・青方が「釣りモデル港」に 国交省指定 安全対策やマナー教育支援

国交省の「釣り文化振興モデル港」に指定された青方港=新上五島町青方郷(2019年11月17日撮影)

 国土交通省は3日、長崎県新上五島町の青方港を「釣り文化振興モデル港」に指定した。地方創生の観点から、多彩な魚種が楽しめる観光釣りスポットとして、安全対策や釣り客のマナー教育への支援を進める。
 モデル港は、防波堤など港湾施設を利活用し、地域活性化を図る意向がある港を指定。これまで全国の13港が指定されており、青方港は今回、苫小牧港(北海道)、御前崎港(静岡県)とともに認められた。
 上五島町漁協や県、町などでつくる五島楽釣上五島協議会が申請。同町には釣りスポットが数多くあり、防波堤や岸壁が整い、多彩な魚種が楽しめ、加工・調理できる施設も近くにあることから青方港が選ばれた。タイやヒラメ、アジ、アラカブなどの釣りが楽しめるという。
 指定を受け、協議会長を務める同漁協の畑村信昭組合長(62)は「全国的な知名度アップにつながればうれしい」と話した。

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