第3水陸機動連隊誘致 大村市が期成会設立 事業計画を決定

期成会の設立総会であいさつする園田市長(中央)=大村市役所

 離島防衛を主任務とする陸上自衛隊水陸機動団への新編が計画されている「第3水陸機動連隊」を、部隊改編で隊員が減員された陸自竹松駐屯地への誘致を目指す大村市の期成会設立総会が29日、市役所であり、会の名称や本年度の事業計画を決めた。
 期成会は市や市議会、経済、観光団体など12団体の代表者で構成。設立総会では、当初「市自衛隊施設等誘致期成会」とされていた会の名称について、出席者から「目的をはっきりさせた方がいい」などの意見が出され、「市陸上自衛隊水陸機動団誘致期成会」とすることを決めた。
 このほか、期成会の会長に園田裕史市長を選任。防衛省に対する計3回の要望活動など本年度の事業計画を決めた。園田市長は「経済や地域活性化の面で自衛隊の存在は大きい。大村市にとって自衛隊は身近な存在で土壌も整っているため、実現に向けてしっかり取り組みたい」とあいさつした。

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