またもお手柄 特殊詐欺防ぎ感謝状 県警、対馬のコンビニと店員に

感謝状を受け取る播磨店長(右)と辰己さん(右から2人目)=対馬南署

 長崎県警は20日、特殊詐欺被害を防いだとして、対馬市厳原町のコンビニ「ファミリーマート対馬厳原大手橋店」(播磨亨祥(みちよし)店長)と、従業員の辰己直人さん(24)に生活安全部長感謝状を贈った。約4年前の開業以来、同店が被害を防いだのは6回目。このうち3回は辰己さんが食い止めた。
 辰己さんは昨年2月から同店に勤務。今年6月下旬、それぞれ訪れた女性客2人が使用方法も知らずにプリペイド式電子マネーを購入しようとしていることを不審に思って声掛けし、それぞれ2万5千円と6万5千円の被害を防いだ。1月にも男性客が5万5千円の被害に遭うのを防いだ。
 同店は2016年8月にオープンし、計約45万円の被害を食い止めている。
 贈呈式は対馬南署であり、県警本部の宮原哲朗・警務部首席参事官が「積極的かつ適切な対応により、多くの被害防止に貢献した」と述べ、播磨店長らに感謝状を手渡した。
 播磨店長は「スタッフが小さい異変にも気付いてくれたおかげ。これからも安全安心に買い物ができる環境を整えたい」と話した。

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