来春の諫早市長選 宮本氏 出馬に前向き

 諫早市の宮本明雄市長(71)は15日、任期満了に伴う来春の同市長選で4期目への立候補に前向きな考えを示した。
 県建設業協会諫早支部(中嶋一也支部長、40社)が同日、出馬要請。これに対し、宮本市長は「新型コロナウイルス感染症という予期せぬ事態が発生し、事業(の進行)が不明瞭になった」と市の大型事業に課題が山積している状況を説明。「(要請に)大きく背中を押された思い。気持ちを高めつつ、今後の市のあるべき姿を熟慮し、(進退は)来るべき時に議会で発表したい」と述べた。
 同支部は出馬要請書で「南諫早産業団地への企業誘致などの懸案が山積し、市政トップの交代は適切でなく、運営に混乱を招く事態が懸念される」とした。
 宮本市長は2009年4月に初当選、現在3期目。同市長選には、新人で元国土交通省職員の山村健志氏(46)が出馬意向を示している。

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