旅の思い出 手のひらに 長崎県内4観光名所「ロゲットカード」登場

旧野首教会を紹介するロゲットカード

 イベント運営などを手掛けるストーリーノート(東京)が、北松小値賀町の旧野首教会など長崎県内4カ所の観光名所を紹介した「ロゲットカード」(縦約9センチ、横約7センチ)を作製した。観光地を訪れた際、入場者らへの特典として希望者に配布する。同社は「観光地を訪れた思い出をカードに乗せ、持ち帰ってほしい」としている。
 「ロゲット」は「記憶」を意味する「ログ」と、「得る」の「ゲット」を合わせた造語。全国で自治体や地元企業の協力を得て、東京タワーや名古屋城、鳥取砂丘など計約50カ所のカードを作った。県内の4カ所はほかに、▽軍艦島(長崎市)▽軍艦島デジタルミュージアム(同)▽国指定特別史跡「金田城跡」(対馬市)。
 世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「野崎島の集落跡」にある旧野首教会のカードは、建築様式や野崎島の様子を解説。町教委の文化財担当者は「新型コロナウイルス感染拡大防止に留意しながら、新たな観光の呼び水としたい」と期待を示した。
 旧野首教会のカードは、小値賀町と野崎島を結ぶ町営船の利用者に配布している。各地のカードの配布条件は、同社ホームページで示している。
 問い合わせは同社(電080.7274.8081)。

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