「感染予防心掛けて」 佐世保の中学生2人が防災無線で呼び掛け

防災行政無線で新型コロナ感染防止を呼び掛ける小松さん(左)と野元さん=佐世保市平瀬町、市中央消防署

 佐世保市立祇園中3年の小松日菜(ひな)さん(14)と、同市立清水中3年の野元心愛(ここな)さん(14)の2人が、新型コロナウイルスの感染予防を防災行政無線で市民に呼び掛けている。
 感染の第2波に備え、市民に新型コロナ対策を身近な問題として認識してもらおうと、市が企画した。同市中央消防署に近い中学校に依頼し、生徒会で活躍する小松さんと野元さんに白羽の矢が立った。
 放送内容はいずれも2分程度。新しい生活様式の実践や、状況に応じてマスクを取り外し熱中症予防を心掛けることなどを呼び掛けている。
 2人は3日、同署で無線の録音に臨んだ。小松さんは「ゆっくり読むように心掛けた。新型コロナの予防策を取ってもらえるよう、気持ちを込めた」と感想。野元さんは「緊張したけれど、いい体験ができた」と笑顔で話した。
 8月27日までの期間中、火、木、土曜の午前10時半から放送。2週間おきに交代する。状況により放送期間などを変更する場合もある。

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