絶滅危惧種の魚すいすい 海きらら ゴマハゼ展示

絶滅危惧Ⅱ類に指定されている「ゴマハゼ」=佐世保市、海きらら

 長崎県佐世保市鹿子前町の九十九島水族館(海きらら)で、九十九島海域で採取した絶滅危惧種の魚「ゴマハゼ」が展示され、来館者を楽しませている。
 同館によると約150匹を展示。全長2センチ程度で日本最小クラスの脊椎動物。ごま粒のように小さいことから、その名が付いた。九十九島では、磯の潮だまりなどで見掛ける身近な魚だが、全国的には生息数が減少。絶滅の危険が増大している種として「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されている。
 同館クラゲ・魚類課の永光萌衣さん(22)は「かなり小さい魚なので、海で見掛けてもじっくり観察することは難しいと思う。きれいな模様や、群れで泳ぐ様子を楽しんでほしい」と話している。
 11月30日まで展示する。

 


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