佐世保市の創業で、電子・情報通信機器販売などを手掛けるエコー電子工業（福岡市）は、非接触型の検温システムの販売を始めたと発表した。同社従来品より価格を抑え、小型で設置場所を選ばず、設定温度を超えた体温を検知した場合は警告音で知らせる。新型コロナウイルスへの対策として、商業施設、イベント会場、オフィスなどのほか、多店舗展開の飲食店など1店舗当たりの導入経費を抑えたい企業への販売を想定している。
来訪者らが機器の前で立ち止まると瞬時に測定。体温測定に特化したことで、価格は同社従来品の半額程度となる8万9800円（税別）と導入しやすくした。大きさは縦20センチ、横9センチ、幅2センチとコンパクト。基準の温度は任意で設定できる。セキュリティー製品販売などの飛天ジャパン（東京）と共同開発し、千台限定で販売している。
エコー電子工業の担当者は「安価で、さまざまな業種に対応でき、使い勝手は良いと思う。感染防止に役立ててほしい」としている。
