集団感染クルーズ船 コスタ・アトランチカ 長崎を出港

コスタ・アトランチカ

 新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船コスタ・アトランチカ(イタリア船籍、8万6千トン)が31日正午前、停泊していた長崎市香焼町の三菱重工業長崎造船所香焼工場を離岸し、フィリピン・マニラに向けて出港した。
 同船では4月20日に1人目の感染者が確認され、その後計149人の感染が判明した。陰性もしくは再検査で陰性になった乗組員約500人は空路で順次帰国。28日の時点で船内の陽性者はいなくなり、運航会社「コスタクルーズ」が31日出港を発表していた。
 陽性2人を含む乗組員6人が長崎市内の指定医療機関に入院している。


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