アメリカビーバー 双子の赤ちゃん誕生 森きらら

アメリカビーバーのシュウ(中央)の周りをウロウロする双子=佐世保市、森きらら

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で、同園3例目となるアメリカビーバーの双子の赤ちゃんが生まれ、愛くるしい姿を見せている。
 双子は、雌のシュウ(10歳)と雄のみつば(5歳)との間に13日に生まれた。体長はいずれも約25センチ。性別については、生後半年あたりで体がしっかりしてきてから調べるという。シュウとみつばは前回も、その前も双子を産んだ。
 夜行性のため、日中は展示場の巣の中で寝ていることが多く、夕方から活動を始める。双子2頭はまだ泳ぐことができず、シュウの周りをウロウロしたり、母乳を飲んだりして過ごす。みつばも、枝を運んで巣作りに励むなど子育てに協力している。
 担当飼育員の土井雅文さん(43)は「元気に生まれてきてくれて良かった。月末ぐらいにはプールに入る姿が見られるかもしれない」と話した。

© 株式会社長崎新聞社